帝人奨学会はどのような奨学金制度なのか
昭和28年に帝人株式会社が創立35周年を迎え、この時記念として行われた育成事業を初めに、昭和29年7月、留学生を含む国内大学への奨学金貸与を種事業として財団法人が創立されました。
現在は海外での奨学金事業なども始めており、これまでに1600名に及ぶ方々が奨学金を受け様々な分野で活躍されています。
帝人奨学会の国内奨学金制度とは?
修士課程においては月8万円、博士課程においては月10万円を貸与しています。
この奨学金については、他奨学金との併給が可能となっており、外国人留学生の場合には、修士課程で月5万円、博士課程は月6万の給付を受けることができます。
帝人奨学会の奨学金は、経済的困窮度より成績、研究に対する熱意、取り組み内容を重視したものです。
卒業後、帝人奨学会指定の大学、研究機関などで学術研究活動を所定期間従事した場合には、返還免除とされます。
ただこの帝人奨学会の奨学金を受給したことで、帝人への入社、その他付帯義務などはありません。
在学している間に、海外に留学するという場合、正規の就業期間を上限として貸与、給付があります。
修士課程への進学予定募集について
帝人奨学会指定の大学に所属している医学、薬学系、バイオ系、理工学系等に在籍しており、その年度に修士課程に進学が決まっている、見込まれているもので、学部長、学科主任教授の推薦を受け、尚且つ学校推薦を受けた人が応募できます。
修士課程の採用人員は10名程度で、採用は経済困窮度より成績、研究に対する熱意、取り組み内容が重視されます。
選考は書類選考の1次選考、この選考に合格した者が次の専門面接を受けられます。
さらに2次選考に合格した場合、選考員会のめんせつを行い奨学生が決まります。
この応募に関わる書類等は、帝人奨学会のホームページからダウンロードできます。
貸与期間は正規の修士課程修了月までです。
貸与額については例年月8万円、外国人留学生については月5万円の給付です。
博士課程進学予定の奨学生応募について
医学、薬学、バイオ、理工、工学、情報学などに在籍している学生で、その年度に博士課程進学が決定している、見込みがあるものについて、また学部長や主任教授の推薦を受けてなおかつ学校推薦を受けたものが対象となります。
採用は10名程度、内外国人留学生1名(給付)があります。
こちらも修士課程同様、経済的困窮度よりも成績や研究に対する熱意等を重視し選考となります。
選考については書類選考に合格した者が2次選考、それに合格し3選考で選考委員のめんせつによって決定します。
貸与期間は正規の博士課程修了月まで、貸与額は月10万、外国人留学生は月6万の給付です。