企業、団体、個人から寄付を得て学生を支援する日本国際教育支援協会(JEES)
企業や団体、個人の方々から寄付を得て、大学などの協力を得ながら、家庭の経済が悪い状態で進学をあきらめる等しなければならない学生を支援するのが、日本国際教育支援協会(JEES)です。
日本国際教育支援協会(JEES)が行っている奨学金は、修学、少数受入国、就職促進、また日本語教育普及奨学金等もあります。このうち、修学では指定校制となっており、指定校かどうかは、在籍されている大学や高専が指定校かどうか確認することが必要です。
このほかにも様々な制度がありますが、冠奨学金という制度もあります。
企業や団体、個人から寄付を受けて大学の協力を経て奨学金を支給するという制度で、大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)において原則、正規生として修学する学生に支援するものです。
日本国際教育支援協会(JEES)の日本語教育普及奨学金とは
日本国内で実施している日本語能力試験において優秀な成績であり、日本の大学で日本語指導者を目指す「私費外国人留学生」が対象となる奨学金制度です。
在籍している大学によって応募の締め切りがあり、要綱に記載されている期日については大学から日本国際教育支援協会(JEES)の推薦締切なので間違えないようにしましょう。
この奨学金は指定校制ではありません。
採用は50名程度で、月額5万円支給され、大学における在学期間中、最長2年です。
学校長による推薦書が必要となります。
このほかに、日本語教育能力検定に合格した場合に利用出来る日本語教育普及奨学金「検定」もありますので、内容をよく確認し条件にあてはまる方は応募を考えてみてはいかがでしょうか。
日本国際教育支援協会(JEES)はその他にも支援を行っている
こうした奨学金制度のほかにも、学生教育研究災害傷害保険、留学生住宅総合補償なども行っています。
学生教育研究災害傷害保険は、大学等で学ぶ学生の教育研究活動の中、災害にあった場合に利用出来る被害救済制度です。
災害にあった場合に必要な給付を行い、大学生活を充実、発展させるという趣旨をもって行われている災害補償制度です。
また留学生住宅総合補償というのは、留学生が民間宿舎に入居する時に常に困難となる保証人の問題対し行われているものです。
保証人を探す困難さと、保証人になる方の精神的な面、また経済的負担を軽減するためのもので、円滑に日本の物件に入居することを支援する補償制度、等も日本国際教育支援協会(JEES)で実施しています。
様々な支援を学生に向けており、色々な場面で留学生等力になってくれる協会となっていますので、名称、またどのような事を行っているのか理解しておく方がいいでしょう。