電通育英会が行っている大学給付奨学制度とは
経済的に困難な状態で進学について迷っているという学生さんも多い時代ですが、学生の方々が将来の夢を掴みたいと進学を希望される場合、その後押しをしてくれるのが奨学金制度です。
電通育英会は経済的な理由から進学を希望しているのに修学が困難と思われる、将来有望な学生に対し、将来社会に貢献する有用な人材になることを目的として、平成20年から大学奨学金給付型制度を行っています。
この給付型奨学制度には、一般枠と芸術枠という2種類があり、それぞれ対象が異なります。
対象公立高校の学校長推薦を受けた奨学生候補者から、選考委員会が書類審査、面接選考などを行い理事長により、一般枠を約70名、芸術枠を約5名内定とします。
内定された学生がこの財団が指定する大学に合格した場合、そこで正式に奨学生としての正式採用が決定します。
万が一、内定した人が志望する大学に入学できない場合、翌年受験までは内定者として保留となります。
一般枠の応募資格と給付金額・期間
財団が対象とする公立高等学校3年に在学、学業・人物共に優秀で心身共に健康、評定平均が4点以上あり大学進学に支弁が困難と認められ、財団が指定する大学・学問領域へ進学を希望する生徒が応募できます。
この支弁が困難という状態とは、給与所得、事業所得など所得の形態に関わることなく、家計の支払う住民税の課税所得合計が250万未満の家庭です。
給付金額、給付期間については最長4年間、月額6万円を奨学金として給付され、それとは別に、内定した者には受験等助成金という形で10万、入学一時金として30万、最初の奨学金給と共に1回受されます。
また奨学金とは別に、大学に入学してから海外留学、海外ボランティアなどの活動の際、小学期間4年累計100万円まで支給する制度もあります。
大学を卒業してから大学院進学を希望される場合、その希望を持った学生を限定し、大学院奨学金制度が利用出来ます。
この場合も新ためて選考が行われますが、認められれば、大学院修士課程2年間の奨学金給付を受けることができます。
必要書類などの応募書類は「在学高校経由」による提出が必須で、個人からの直接応募申し込みを受け付けていません。
またこうした奨学金制度を利用し大学進学を果たす奨学生の義務としては、大学給付奨学規定を順守し、小学生としての義務を果たすことを求めています。
この義務を十分に満たしていない場合、奨学金給付停止という事にもなるのでしっかりと志高く勉強することが求められます。
申込書類や期限などがありますので、在学高校の担当教師としっかり相談し、電通育英会の制度を自分の未来のために活用させてもらいましょう。