受験勉強は時間がすべて
受験勉強において最も大切なことは何かといえば、それは時間です。
勉強をするためには時間が必要であり、限られた時間を効率的に利用することがとても大切です。
学校の勉強や食事、睡眠、その他の時間などがあり、受験勉強に専念できる時間というのは驚くほど少ないです。
とりあえず勉強をしていれば良いという考え方はやめましょう。
だらだらと何時間も勉強をしていたとしても、効率が悪く、あまり効果は出ません。
それよりも、集中してその時間の中で何をするべきかをあらかじめ考えておくことをおすすめします。
受験までにどれくらいの時間が残されているのかを一度計算してみましょう。
そして、志望校に合格するためにはどのくらいの量の勉強をする必要があるのかも考えてください。
後は、具体的に計画を立てて、それぞれの月にどの分野の勉強をするのか、月単位ではなく週単位や日単位でも細かなスケジュールを決めておくと良いでしょう。
最初に計画を立てておかないと、その日に何をするのかを考える作業が必要となってしまい、時間の無駄です。
もちろん、計画を立てたとしても、必ずしもそれにしたがって勉強できるとは限りません。
しかし、計画を守れそうにない場合は、あらためて計画を考え直せばいいのです。
そうして、計画を守ることを重視していけば、自分でも気がつかぬうちに、驚くほど有効に時間を使えるようになるでしょう。
時間の使い方が下手な人というのは、基本的に計画性がなくて、たとえ計画を立てたとしてもそれを守らない人です。
集中力が大切
もし勉強をしようと思ったのに集中することができなくなった場合は勉強をするのをすぐに中断しましょう。
集中できないのにダラダラと続けていても意味がなく、効率が悪いです。
また、体調の悪い時には、勉強をしても集中力が途切れがちになり、余計に症状を悪化させる可能性もあるため、おとなしく休んでいましょう。
やる気がなくなってきた時も、すぐに勉強をするのをやめてしまうのがいいです。
ただし、これはある程度の時間勉強を続けてきた時の話であり、最初からやる気のない時には別の対処があります。
人間というのは、やる気がなくても一度やり始めてしまえば、しだいにその対象に集中できるようになり、徐々にやる気が出てくるようになります。
どんなにやる気のない時でも、とりあえず机に座って勉強を始めようと思えば、10分や20分も経てばいつも通りに集中して勉強できるようになるでしょう。
集中して勉強をする方が、だらだらとやるよりも定着度が上がり、成績を伸ばしやすくなります。
また、毎日同じスケジュールで勉強をしていると、自然と集中力が出てくるようになります。
できるだけ不測の事態が起きないようにして、スケジュールを守って勉強できる環境を作りましょう。