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関連付けで暗記

関連づける

関連付けて暗記をする

受験勉強をしていると暗記をしなければいけない場面がたくさん出てきます。
その時にどのように工夫をして暗記をするかによって、記憶への定着率に大きな差が生じるでしょう。
実は効率よく記憶をする方法があるため、それを紹介しましょう。

それは、物事を関連付けて暗記をする方法です。
何か覚えたいものがあるならば、それと関連の深いものを一緒に記憶することによって、記憶しやすくなります。

たとえば、歴史で暗記をする時には、何年に何が起きたと記憶するだけではなく、それにどのような人物が関わっていたのか、原因は何だったのかなど、周辺情報も一緒に記憶するのです。
覚えるべきことが増えてしまうので逆効果なのではないかと思う人がいるかもしれませんが、こちらの方が記憶に定着しやすくなっています。

関連付けて覚えるというのは、ストーリー性を持たせて記憶をするともいえるでしょう。
原因や結果、関わっている人物や物、国といった情報をすべて組み合わせることによって、頭の中でストーリーを組み立てれば、それに関する知識は簡単に記憶できるようになるでしょう。
さらに、一度覚えたものに対して他の知識とリンクさせるようにすると、それぞれの知識の結びつきができることによって、さらに確かな記憶となります。

学校では記憶術について教えてもらうことはほとんどありません。
生徒がそれぞれ独自の方法を編み出していくしかないのです。
できる生徒ならば、自分なりの記憶方法をどんどん身につけていくのですが、それができない方は上記のような関連付けを利用した記憶方法を利用してください。

暗記を効率よく行うためには

暗記をする時間帯としては夜寝る前がとてもおすすめです。
寝る前に暗記をしておいて、起きてからそれを復習します。
そして、次の日や三日後、1週間後にもまた復習するのです。

定期的に記憶した事柄について確かめることによって、はっきりと記憶できるようになります。
これはどのようなものの暗記にも共通することです。

受験においてはどうしても暗記をしなければいけないことがあります。
ただし、何でもかんでも暗記してしまうのはやめましょう。
たとえば、数学の公式に関しては、これは暗記をするものではなくて、公式の意味や導出方法をきちんと理解するものです。

数学や物理に出てくる公式はそれの意味を覚えていれば、すぐに導き出せるタイプのものが多いため、暗記する必要はありません。
たとえば、歴史の年号や人物の名前、英単語といった、どうしても暗記しないと思いつくことのできないタイプの知識に対して、暗記は有効となります。
暗記をするべき事柄を絞っておくことも大切なことです。

暗記しなければいけないことが増えてしまうと、それらの記憶を維持するだけでも大変です。
さまざまな工夫をして勉強をしましょう。