基礎的な能力も必要
大手予備校と言われる存在の中でもダントツの歴史を持っているのが駿台予備校です。
長い歴史を持っているので、当然それに伴った実績もあり、これまでに多くの生徒達を志望校に合格させてきた実績があります。
駿台予備校の授業で特徴的なものは、授業時間が非常に短いという部分です。
一般的な予備校の授業は一コマ90分程度とされていますが、駿台予備校の場合はその半分近くである50分という短い時間での授業です。
どれだけ短時間に集約された授業をできるかを大切にしているのがこの予備校の特徴であり、駿台予備校を利用するならばその集約された授業を使いこなせるだけの、基礎的な能力も必要になってくるでしょう。
大手の予備校の現状として、人気授業とそうでない授業の参加率の乖離というものがありますが、基本的に人気授業になると、思ったとおりに授業を受けられるということはなかなかありません。
駿台予備校の場合はこの部分も工夫されており、予め点座席を確保するような形にしているので、その分だけスムーズに取り組めます。
サポート体制については、相談すればしっかりと対応してくれるといった感じで、予備校側から積極的に手を差し伸べるというようなことはないが、聞かれたことに対してはしっかりと対応するという感じです。
この点は駿台予備校を利用する際にはしっかりと心得ておきたい部分で、聞きたいことがあるのに受身の姿勢を取ってしまい、聞けずじまいに終わってしまった、このような状況だけは避けたいので、積極的に質問や相談を持ちかけていくとよいでしょう。
授業内容
授業内容は、歴史のある予備校だけに、伝統的なガッシリとした授業が多く、他校の人気講師に見られるような、奇をてらった独特に視点による授業というものはそれほど多くはありません。
また、駿台予備校は理系に特に強い講師陣を備えているといわれていて、数学の講師などには有名な人物が多数存在しています。
あくまでも伝統的な路線を貫く駿台予備校なので、基礎能力を高めるにはもってこいの予備校いえて、その伝統的な授業で全体的な学力アップを望めるのではないでしょうか。
このような駿台予備校の特徴を考えてみると、集約された授業、それなりのサポート体制、伝統を重んじる校風と使い人次第で大きく結果は変わってくる予備校だといえそうです。
積極的に予備校を利用していけるような人であればどんどん学力を高めていける可能性もあるので、入学の前にしっかりと目的意識を持つことが大切でしょう。