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大学のいま

大学

今、私達は大学とどう向きあって行くべきなのでしょうか。
現在ある大学とは、ちょっと以前の大学とは違うものかもしれません。
大学も、時代の波に流されて進化しているのです。

忘れてならないのはグローバル社会

私達の住む日本に間違いなく押し寄せているのは、グローバル化という波です。
もう、日本は鎖国のような閉鎖的社会ではなく、海外の競争の荒波にもまれ戦っていかなければなりません。

海外の荒波にもまれるために語学の勉強も必要ですし、他国の文化・環境を学び、自国と比較すると言うのも大切なことになります。
そして、海外の競争に勝つために体力というものも必要になってくるのではないでしょうか。
まずは、大学がグローバル社会にしっかり向きあうと言うのもとても大事なことです。

日本では春が卒業と入学の季節ですが、欧米では秋入学が一般的ですが、日本の最高学府である東京大学が秋入学への移行することを表明し話題になりました。
東京大学は、そもそも国内志向の大学としての立ち位置だったため、大きく大学の様子が変わったことの象徴でもあります。
早稲田大学の場合では、交換留学協定校は約250校あり、年間2千人以上の人たちが海外に留学していると言うのに、東京大学の場合、交換留学の協定校はわずか12校に留まる現状でした。

2011年において、 留学している学生は53人止まりだったのです。
東京大学でこのような姿勢を打ち出してきたのは、多くの人たちが必然と感じているはずです。
「目には目を 歯には歯を」で向かっていかなければならない時代です。

大学は何を勉強するところか

大学で私達は、何を勉強しなければならないのでしょうか。
ちょっと以前では、大学は入ればいいと思い、大学に入れば遊びに耽っていた人たちも多くいらしたはずです。

そのような時代も過去の話しになって来たのかもしれません。
もちろん大学は勉強する場所であり、現在では、遊ぶなら、大学へ行かず遊ぶという選択も残されています。

大学は、もはやモラトリアム期間が用意されている訳ではありません。
大学も積極的に新しい勉強するシステムをつくり、学生を勉強に向きあわせようという努力がなされています。

より大学は企業と密着して、私達は、どのような仕事につくためには、どのような大学に入り、どのような勉強をして行くかということを考えていかなければなりません。
企業では、企業に入社させて、人材を育成する余裕などほとんどなく、大学の段階で、既に社会人としての能力は育てられていかなければなりません。

大学は勉強する場所なのです。
当たり前と言えば当たり前ですが、今まで当たり前でないシステムに任されてい部分があったようです。
今、大学はそのような部分に反省をしなければなりませんし、 1年次からゼミ形式で少人数の授業に徹底化するという個性的な大学も登場して来たと言います。