大学や専門学校への進学を行うにあたり、色々なことを考えなければなりません。
進路決定については、実は高校1年生の段階から少しずつ始まっています。
まずは普通校にありがちな選択肢として、文系・理系の選択を行うという事が挙げられます。
通常、高校1年生の秋の段階でどういった科目を学ぶのかを決定。
その後、高校2年生からそれぞれが選択した授業を受けることになります。
文系か理系かを考える
この時、大学進学や専門学校への進学を考えていて、文系と理系について少しでもご存知であればわかるかと思いますが、就職決定を決める上での概ねの方向性が決定したと言っても過言ではありません。
大学や専門学校で理系の科目を学ぶ場合、文系を選択すると大きなハンディキャップになってしまいます。
たとえば、製造・開発といった分野に進みたいと考えるのであれば、理系を選択すべきでしょう。
一方、文系の場合は比較的幅があります。
進路として作家や記者・ライターといった仕事を志すなら文学部、哲学者になりたいなら哲学科というわけではありません。
もちろん、こうした工程を経ている方が何かと有利という意見はありますが、
たとえば、作家になったりライターになったりというのは文学部でなくてもできることです。
たとえば、作家の中村航さんは文学部とは一切関係ない理系分野を卒業していますが、
現在は小説を書いているということです。
つまり、文学部というのは小説や書物を研究するということに過ぎず、
作家になる為のアドバンテージになるとは言い切れません。
言い換えると、文学部と言う形で大学に進学する中で、
幅広く物事を考えられる4年間を与えられることの方が重要なのかもしれません。
文系は潰しが利きやすい人間に成長するという理由は、
このような側面を持っているという考え方もあながち間違いではないでしょう。
参考:理系出身の作家もいる
その後、高校生活の残り2年間を経て大学や専門学校に進学することになります。
4年生大学であれば1,2年生のうちは比較的余裕がありますが、
専門学校や短期大学の場合、2年制ということもしばしばあります。
進路決定は早め
その為、1年生のうちから進路決定について考えながら学習しなければなりません。
ただし、専門学校や短期大学へ進学している方の場合、かなり明確な目標が定まっているケースも多いでしょう。
たとえば、専門学校なら関連分野の学習、短期大学であれば関連する資格を取得した上での進学先など、
ある程度方向性が明確に定まっているケースも多いかもしれません。
自分の関連する分野の業界研究・企業研究を進めることで、自然と理解が深まるはずです。
大学生の場合、2年間の学習を通じて、少しずつ自分の興味が明確になってくるのではないかと思います。
その上で、業界研究・企業研究に取り組むうちに、自分の進路が見えてくるでしょう。
もっと学問に取り組みたいのであれば大学院への進学も1つの手です。
高校生の時点ではなかなか想像がつかないかもしれませんが、この場合、もしかしたら就職先を決めることから逃れられると考える方もいるかもしれません。
しかし、院への就職は専門分野の研究ですから、むしろ、選択肢は狭まると言っても良いでしょう。
専門分野の研究で2年ないしは4年ロスしてしまう事で、企業は即戦力を求めるからです。
大学生のうちに選択肢を決定して進学するというのがベターです。
ここまでで書いたように大学・専門学校選びは就職を決定することと同義と言うケースが多いです。
具体的に内定をもらえる企業がどこになるかはわかりませんし、このようなご時世ですから希望する仕事に就けるとは限りません。
しかし、明確な目的意識を持って学習している学生には必ずチャンスが訪れます。
高校生のうちから高い意識を持って進路決定に取り組むことで、そのチャンスは大きく拡大するのです。
情報を集める
大学・専門学校へ進学する際の具体的な情報収集についてまとめました。